「怒りの感情に任せ暴行」 体罰元教諭に有罪判決 

愛知県豊橋市の小学校で体罰を繰り返していたとして、暴力行為等処罰法違反の罪に問われた元教諭(43)に対し、名古屋地裁豊橋支部の明日(ぬくい)利佳裁判官は6月28日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

明日裁判官は「怒りの感情に任せて暴行を加えた、身勝手で理不尽な犯行」と指摘した上で、▽事実を認めて反省し、既に教育現場から離れている▽アンガーマネジメントの講座を受講している▽妻が監督する意向を示している――と判決理由を述べた。

関係者によると、元教諭は2017年10月、2年生の女児が誤った解答をしたところ「よく見てよ」と言いながら髪の毛や後頭部をつかんで額を黒板に複数回打ち付け、約2週間登校できない精神状態に追い込んだ。さらに同月、男子児童の頭を定規でたたき、「余計な物を机の中にしまわないことに腹が立った」と釈明した。

元教諭は12年8月にも4年生の女児をペンでたたいて戒告処分を受けた。15年には男児の肩を押して転倒させ、左手首骨折のけがを負わせたが、管理職には事故と報告。17年4~10月には9人の児童に対しほうきの柄でたたく、頬をつねるなど14件の体罰を繰り返し、口止めしていた。

18年2月、停職6カ月の懲戒処分となり、依願退職。2カ月後、児童に対する暴力行為法違反の罪で在宅起訴された。

関連記事