働き方「人並みで十分」 新入社員の労働意識

「人並みで十分」か「人並み以上に働きたい」か(経年変化)のグラフ

働き方は人並みで十分――。今春の新入社員に労働意識を尋ねたところ、6割の人がこんな横並び意識を持っていることが日本生産性本部が6月29日までにまとめた調査結果で分かった。「人並みで十分」とする横並び意識は2013年以降、増加傾向が続き、今回初めて6割を超えた。「人並み以上に働きたい」と答えた人は3割にとどまり、両者の差は過去最高の2倍近くになった。

調査は今年3~4月、同本部が主催した研修に参加した企業の新入社員らを対象に実施し、1644人から回答を得た。

調査結果によると、「人並み以上に働きたいか」を聞いたところ、「人並みで十分」と答えた人の割合は61.6%(昨年度57.6%)と過去最高を更新した。「人並み以上に働きたい」と答えた割合は31.3%(同34.9%)だった。労働意識は大卒求人倍率や景況感に左右され、就職状況や景況感がよくなると横並び意識が強くなる傾向があるという。

「どのポストまで昇進したいか」の質問については、「どうでもよい」が最多の17.4%で、昨年度まで1位だった「専門職<スペシャリスト>」の割合は16.5%(同20.3%)と減少し、「社長」と答えた割合は10.3%と過去最低だった。