ブロック塀の報告求める 文科省の安全点検2段階

大阪府北部地震で高槻市寿栄小学校の倒壊したブロック塀に女子児童が挟まれて死亡した事故を受け、文科省は6月29日、各都道府県教委などに向けて通知を出し、学校施設内にあるブロック塀の安全点検の進ちょく状況を報告するよう求めた。

安全点検は目視による外観の確認と、内部診断による2段階で実施する。目視による点検状況は7月13日までに中間報告、27日までに最終報告を求める。教委などに対し安全上の問題があった学校を公表するよう促す。

全国の国公私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校の施設内にある組積造または補強コンクリートブロック造の塀が点検の対象となる。

第一段階は外観の目視から、塀の高さ、厚さ、控え壁の設置状況などが建築基準法に適合しているかを確認する。同法に適合していても、劣化や損傷があれば安全性に問題があると判断し、撤去や注意喚起、近寄れないようにするなどの応急対策を実施する。点検は建築技術者が立ち会うか、点検担当者が建築技術者から点検項目の説明を受けた上で実施する。

第二段階は専門家が塀のブロックの一部を取り外すなどして、内部の鉄筋の状態を検査する。
教委は、最終報告までに所管する全ての学校のブロック塀について、第一段階までの点検状況を報告する。報告を受け同省は7月下旬までに中間報告の結果を、8月中旬までに最終報告の結果を都道府県ごとに公表するほか、各教委に対し、点検や安全対策の実施状況を公表するよう促す。