やっと再開、富山の小学校 授業1週間ぶり、パト配置

富山市の交番で警察官が刺殺されて拳銃を奪われ、近くの小学校で警備員が射殺された事件で、現場となった奥田小学校(飯野義明校長、児童486人)が7月3日、1週間ぶりに授業を再開した。児童は地域住民らが見守る中、保護者に付き添われながら集団登校した。

奥田小は2日に授業を再開する予定だった。「4日に学校を襲撃する」と予告するメールが1日、全国紙に届いたため延期していた。3日は警戒を強化し、警察官2人とパトカー1台を配置する一方、正門や通用門に車の侵入を防ぐ器具や柵を設置した。さらに発砲があった正門付近や襲われた交番前を児童が通らないよう、通学路を変更した。

3日午前9時からの全校集会で、飯野校長は黙とうの後、「怖いと思うことは恥ずかしくないので、我慢せず先生に伝えてほしい」と呼び掛けた。授業は5時間目まで。学校側は、児童を保護者に直接引き渡して下校させた。

富山市教委によると、臨時休校中、担任らが児童の家庭を訪れて児童の状況を確認した。校内にはスクールカウンセラーが待機した。児童が強い不安を訴えるケースはなかったものの、スクールカウンセラーへ相談に訪れた児童が2人、保護者が1人いた。3日は全児童が担任と面談。そのうち64人がスクールカウンセラーと面談した。いずれについても深刻なケースはなかった。今後も学校襲撃に備え、警察と連携して児童の安全確保に努めるとともに、スクールカウンセラーを10人程度派遣して心のケアに当たる予定。