14府県1029校が休校 死者81人、行方不明28人

気象庁が発表した2018年7月9日午後3時40分現在の静止気象衛星の観測雲画像

西日本豪雨の人的被害は7月9日午後4時現在、教育新聞社の全国まとめで11府県に及び、死者81人、行方不明者28人に上った。岡山、広島、愛媛3県の被害が特に大きく、死者はそれぞれ5人、40人、23人となった。気象庁は同日、西日本豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名した。

文科省によると、学校管理下における人的被害の情報はない。7月9日休校の学校は、広島や岡山など14府県合わせて1029校に達した。

文科省は9日、岡山、広島両県に各職員1人を派遣した。各都道府県教委宛てに▽被災した児童生徒の学校受け入れ▽被災した児童生徒への教科書の無償提供▽児童生徒の入学料や就学援助などの弾力的な取り扱い・措置――を求める通知を出した。

文科省の9日午後2時現在のまとめによると、9日休校の学校は長野、岐阜、京都、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛、高知、福岡、熊本の14府県に及んだ。内訳は▽小学校 567校▽中学校 261校▽義務 3校▽高校 157校▽中等 3校▽特別支援 38校――だった。

休校数が最も多かったのは、被害が深刻だった広島県の499校で、岡山県413校、愛媛県47校と続いた。

短縮授業措置をとったのは岐阜、兵庫、広島、徳島、愛媛、福岡、熊本の7県で、計129校だった。内訳は▽小学校 72校▽中学校 47校▽高校 8校▽中等 1校▽特別支援 1校――。

国公私立の学校と社会教育・体育・文化施設、文化財などの物的被害は、北海道、富山、岐阜、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、沖縄の23道府県に上り、床上浸水や屋根・ガラス破損など合わせて326件が報告された。

内訳は▽幼稚園 8園▽小学校 92校▽中学校 51校▽高校 87校▽高専 7校▽特別支援 21校▽大学 15校▽社会教育・体育・文化施設 18件▽文化財 17件――などとなった。


3県の被害(9日午後4時現在、教育新聞社調べ)
県名 死亡 行方不明
岡山 5 7
広島 40 16
愛媛 23 1
 計 66 26