西日本豪雨で死者155人 平成で最悪の豪雨災害

広島県呉市で給水支援する自衛隊=7月9日、防衛省提供

西日本豪雨の人的被害は死者155人、行方不明者10人に上ったことが10日午後、政府の集計で分かった。平成元年(1989年)以降、最悪の豪雨被害となった。教育新聞社による同日午後4時半現在の全国被害まとめによると、死者と行方不明はそれぞれ岡山で50人と5人、広島で48人と22人、愛媛で25人と3人、京都で4人と1人――などとなった。

政府は府県別の人的被害を公表していない。

菅義偉官房長官は10日午後の記者会見で「安否不明として110番があったもののうち、安否が確認されていない人が広島県を中心に49件、67人程度いる。このほかに、車が流されるのを見たなど安否に関する通報が114件ある」と述べ、今後も人的被害が増える可能性があることを明らかにした。菅官房長官によると、警察と消防、自衛隊、海上保安庁が約7万5000人態勢で捜索・救助活動に当たっている。

一方、政府は10日午前11時半から被災者生活支援チームの第1回会議を開いた。安倍晋三首相は各省庁に対し、職員の現場投入で被災地の要望を先取りし、スピーディーに対策を実施するよう指示した。少なくとも今後1週間は暑い日が続くと見込まれていることから、政府は熱中症対策と土砂災害への警戒を徹底するよう呼び掛けている。

3県の被害まとめ(10日午後4時半現在、教育新聞社調べ)
県名 死亡 行方不明
岡山 50人 5人
広島 48人 22人
愛媛 25人 3人
123人 30人