4人に1人が11時間未満 教員の勤務間インターバル

教員の勤務間インターバルの分布(2016年)

教員の4人に1人が11時間未満の勤務間インターバルで働いている――。総務省統計局が7月12日までに公表したホワイトカラー労働者の勤務間インターバルの推計で、教員が他職種と比べて突出して短い状況が明らかとなった。教員の過酷な勤務実態を改めて裏付けるデータが示された。

データは2011年と16年の「社会生活基本調査」から推計した。

16年の調査によると、健康の確保・維持の目安となる勤務間インターバル11時間を下回る教員は全体で26.3%で、11年の18.2%より8.1ポイント増加した。男性は28.0%(11年 21.2%)、女性は24.1%(同 14.0%)だった。5年間で男女共に上昇し、特に女性は10.1ポイントと大幅に上昇した。

勤務間インターバルが11時間未満のホワイトカラー労働者は全体の10.4%を占め、▽技術者 15.1%▽営業職業従事者 14.0%▽保険医療従事者 8.0%――など他職種と比べても、教員の26.3%は著しく高かった。

勤務間インターバルは、勤務終了から次の勤務開始までの休息時間を指す。政府は過重労働の防止や長時間労働の抑止策として有力視している。欧州連合(EU)では、24時間につき、最低でも連続11時間の勤務間インターバルを付与することが義務付けられている。