東名阪の暑さ指数記録更新 過去10年の同期で、警戒を

暑さと湿度で足取りは重くなる=東京・神田神保町

東名阪など主要6都市における暑さ指数(WBGT)の最高値の平均が7月9日から1週間、過去10年間の同じ時期に比べ最高を記録したことが19日、環境省のまとめで分かった。過去10年間の平均値と比べて1~3度高かった。熱中症のリスクを知らせるWBGTは、気温、湿度、輻射(ふくしゃ)熱の三つを取り入れた暑さの厳しさを示す指数。28度以上31度未満は熱中症の「厳重警戒」、31度以上は「運動中止」を要するとされる。

環境省によると、6都市は東京都、名古屋市、大阪市、新潟市、広島市、福岡市。

6都市のWBGT最高値の平均は9日が29.2度、10日が29.7度、11日29.1度、12日28.8度、13日30.0度、14日31.0度、15日30.9度だった。環境省は「14日は31度と、1年を通じてWBGTが最も高い時期の平均値を1度上回った。身体に影響を与える厳しい暑熱環境だった」と分析している。

全国の救急搬送人数(速報値)は、総務省消防庁によると14日が2152人、15日が2750人だった。死亡は14日が8人、15日は2人で、WBGTと熱中症搬送人数、死亡数は正の相関関係が顕著だったことから、環境省はWBGTの数値にあらためて注意を払ってほしいと呼び掛けている。

WBGTの実況と予測は、環境省の特設サイト「熱中症予防情報サイト」で確認できる。