扉を開けると米国だった 英語村、報道陣に公開

「ニュース番組をつくろう」では子供たちが撮影を体験できる

「ハロー」「メイアイヘルプユー」。扉を開けると米国が広がっていた――。東京都江東区青海に完成した「東京都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」が7月18日、報道陣に公開された。開業は9月6日。足を踏み入れると、空港、病院、売店、ホテルと本物と見まがう施設が続く。細部まで作りこまれた店舗に驚き、制服姿の外国人スタッフが笑顔で迎え入れてくれた。

外国さながらの施設内で小・中・高校生は海外生活を疑似体験したり、英語を使ってマーケティングや料理を学んだりすることができる。都教委や教育関係者は、グローバル人材育成の拠点として期待を膨らませる。

英語はそれ自体が目的ではなく、手段であるとの考えが隅々に定着している。「英語『を』学ぶだけでなく、英語『で』学ぶことができる点が、他の英語村との違い」と担当者が説明するように、英語を使う多彩な専門学習プログラムが用意されている。例えば▽「マーケティングの考え方を学ぼう」▽「企業を分析して投資先を考えよう」▽「橋を製作して強度を競おう」――など20種類以上あり、今後も増やす予定。プログラムごとに各分野の専門家が講師として付き添い、子供たちの英語レベルに合わせ、英語でコミュニケーションを取り学習を進める。

ホテルでは子供たちが宿泊予約のミッションに挑戦する

「ニュース番組をつくろう」のプログラムでは、子供たちがキャスターや撮影スタッフになり、3分程度の番組をグループで制作する。担当者は「キューを出すタイミングや、カメラの映り方など細部までコミュニケーションを取らなければいけないプログラムになっている。発話する必要性が高いので、子供たちは自然と英語を使う」と話す。

一方、海外生活が体験できるエリアでは、空港や売店、ホテルで外国人スタッフ相手に、買い物や宿泊予約などを体験する。

教職員向けの体験会は8月20、23の両日に予定され、プログラムの体験ができる。