独創的な研究を世界が評価 文科副大臣、高校生を表彰

研究成果について議論する水落副大臣と高校生ら

米国で開かれた「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)」に参加した日本代表の高校生らが7月23日、文科省を訪れ、水落敏栄文科副大臣から表彰状を授与された。高校生らは独創的なテーマにおける研究や、世界の高校生や研究者との交流について報告した。

チームで参加した岐阜県立岐阜高校の土田康太さん(同校3年)、坂井雄祐さん(同)、都竹(つづく)優花さん(同)は、GIS(地理情報システム)によって、絶滅危惧種に指定されているカスミサンショウウオの新たな生息地を発見したことが高く評価され、動物科学部門優秀賞2等に輝いた。土田さんは「日本の自然の豊かさが世界に認められた。今後は発見された生息地の保護活動にも取り組んでいきたい」と語った。

熊本県立宇土高校チームの成松紀佳さん(同校3年)、小佐井彩花さん(同)、高田晶帆さん(同)は「副実像の写像公式化の研究」と題するレンズを使った光学の研究で、物理学・天文学部門の優秀賞4等を受賞した。成松さんは「熊本地震で器具が十分にそろわない中、多くの方から支援や協力を得て研究を進めることができた。サイエンスに興味のある友人が国内外にできて、かけがえのない財産になった」と報告した。

水落副大臣は「世界の高校生1800人の中で優秀な成績を収めたのは、日頃の努力の結果だと思う。世界に研究を発信するためには英語の会話力も非常に大切だ」と祝意を伝えた。

「Intel ISEF」は高校生を対象とした国際的な科学技術コンテストで、自由研究の成果をパネルで展示し、研究内容や研究の創造性、プレゼンテーションについて審査員が口頭試問により評価する。69回目となる今回は5月13日~18日に米国ペンシルベニア州ピッツバーグで開催され、81カ国から1792人の学生が参加した。日本からは個人、チーム合わせて12組23人の生徒が参加し、優秀賞2等1組3人、優秀賞3等1組1人、優秀賞4等4組7人、特別賞2組4人の成績だった。