医学コースを県立高に設置 茨城県、医師不足に秘策

医師不足に悩む茨城県は7月23日までに、2019年度から県立の高校と中等教育学校の計5校に「医学コース」を新設することを決めた。大学の医学部進学に特化したコースの設置は県内の公立高校では初めて。大井川和彦知事は記者会見で「医学部進学者100人を目標とする」と述べた。

県によると、医学コースが設置されるのは、日立第一高校、水戸第一高校、土浦第一高校と並木中等教育学校、古河中等教育学校の5校。高校は19年度以降の入学生、中等教育学校は19年度以降に後期課程に進級する生徒が対象となる。1年時はコース分けはなく、2年の進級時に医学コースを選択できる。定員は各学校1クラス40人ほどを予定している。

医学コースの生徒は、病院や大学との連携で開かれる体験実習会や講演会に参加し、高い倫理観を養うことができる。さらに予備校の面接対策や小論文指導が受けられ、習熟度別指導を通じてより高い学力を定着させることができるという。

大井川知事は会見で「茨城県の場合、高校生の中で医学部志望者があまりいない。医学コースの設置によって医学部志望者を増やすことも期待している。彼らを最大限サポートしたい」と語った。