被災地で夏休み短縮の動き 広島、愛媛で8月に授業

7月19日に学校が再開した愛媛県西予市立野村小学校の黒板には児童の無事を知らせる内容が記されていた=野村小学校提供

西日本豪雨で被害の大きかった岡山、広島、愛媛の3県で夏休みを短縮して授業を実施したり、2学期以降に土曜日や放課後の時間を活用したりして、教育課程上必要な時間数を確保する動きが広がっている。

岡山県倉敷市は、死者51人に上った真備町地区の小・中学校の授業を2学期開始日の9月3日から再開することを7月23日までに決めた。市教委によると、床上浸水の被害に見舞われた小学校2校は、別の安全な小学校2校の敷地にプレハブ校舎を建設する。プレハブの完成は9月3日に間に合わないことから、完成までの間、他の施設を仮校舎として使用する。通学の足を確保するためスクールバスを運行し、臨時休校による授業時間の不足分は土曜日や放課後の時間を使って確保する予定だ。

広島県呉市の市立小・中・高校は、夏休みを短縮して8月17日から順次、授業を始める。市教委によると、小・中・高校の計63校のうち、9月3日の2学期始業式から授業を実施するのは11校で、残りの52校は8月17~27日の間に授業をスタートする。呉市は豪雨により一時「陸の孤島」となり、死者が24人に上った。同県三原市でも、市立小・中学校の全30校が8月中に授業を始める。

愛媛県西予市野村町の市立小・中学校各1校は、7月9日から18日まで臨時休校した。市教委によると、両校は8月27~31日に振り替え授業をする。「豪雨の影響で1週間ほど授業ができなかった分を、5日間の授業でカバーするよう頑張る」と担当者は説明した。