文科省の佐野前局長が起訴 林大臣、入試実態確認へ

記者に囲まれる林文科大臣

東京医科大学に便宜を図った見返りに受験した息子を裏口入学させたとして、前文科省科学技術・学術政策局長佐野太容疑者が7月24日、受託収賄罪で東京地検特捜部から起訴された。これを受け、林芳正文科相は同日、緊急記者会見を開き、東京医科大の入試実態について事実確認を進める考えを明らかにした。

林文科相は会見で「佐野前局長が起訴されたことは厳粛に受け止め、文科省に対する国民の信頼回復に全力を挙げたい」と述べた上で、「本日の起訴で一つの区切りを迎えたことから、東京医科大に対する事実関係の確認などを進めるよう、事務方に指示した」と述べた。

裏口入学を主導したとして、東京医科大の臼井正彦前理事長と鈴木衛前学長も24日、贈賄罪で在宅起訴された。これを受け同大は「起訴されたことを大変重く受け止める」とするコメントを発表。大学内部で進めている事実経緯の調査がまとまり次第、結果を公表する意向を明らかにした。

佐野被告は官房長だった昨年5月、文科省が進める「私立大学研究ブランディング事業」の対象校選定を巡る汚職事件で7月4日、受託収賄の疑いで逮捕された。