高校生外交官が米国で活動 40人が下院議員と面会

初日の議会議事堂見学(右はステファニー・マーフィー下院議員)

日本の高校生を「高校生外交官」として毎夏に米国へ派遣する「AIG高校生外交官プログラム」が今年も実施され、全国から集まった40人の高校生が7月21日、米国に到着した。一行の合言葉は「Seize the Wind(風をつかめ)」。約3週間の日程で「高校生外交官」として振る舞い、次世代のリーダーを目指す。

一行は首都のワシントンDCやニューヨークなどを巡り、米国の政治経済、歴史文化を多角的な視点から学ぶ。公的機関への訪問では「外交官」として担当者らと英語で質疑応答する。同じ世代の米国人生徒と共同生活を送ったり、討論をしたりして異文化社会を知り、国際人としての素養を身に付ける。

主催はAIG高校生外交官プログラム実行委員会で、全国高等学校長協会と日本私立中学高等学校連合会が推薦する。滞在費や食費、授業料などの参加費は協賛金や寄付金で全額賄われる。希望者は1~3月に英語試験や面接、グループ実習などの選考を受け、決定後の3カ月間はプレゼンテーションの準備や英語力向上に取り組む。

初日の訪問先は議会議事堂と国務省だった。議事堂では、同プログラムで来日した経験がある下院議員のステファニー・マーフィーさんが講師を務めた。一行の担当者によると、マーフィーさんの「AIG高校生外交官プログラムで学んだことを軸に、今も強い信念を持って政治に当たっている」との発言に、渡米した日本の高校生たちは強い刺激を受けていたという。