SGHを2タイプに分類 有識者会議が中間まとめ

SGHの改革の方向性が示された

文科省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)有識者会議は7月25日、省内で第8回会合を開き、今後のSGHの方向性を示す中間まとめを提示した。SGH指定校をグローバル人材を育成する「アドバンスト型」と地域のリーダーを育成する「リージョナル型」の2つに分け、指定期間の見直しを求めた。宮川典子文科大臣政務官は「SGHが生徒の人生にどう役立つのか、明確に見えるようにしていかなければならない」と述べた。

文科省によると、アドバンスト型は拠点校を中心に、国内外の高校や大学、企業がネットワークを形成し、高校生に先進的な学びを提供する仕組みを構築する。具体的には▽グローバルな社会課題の探究活動▽高校生国際会議の開催、海外からの留学生・高度人材の受け入れ▽大学と連携した多様なカリキュラム▽コミュニケーション能力を重視した外国語の先進的な授業の実践――などを掲げる。

一方、リージョナル型は拠点校を中心に都道府県や市町村、国内外の高校・大学が連携。地域とも協働して、グローバルな視点から地域課題解決につながる探究的な学びを高校生に提供することを目指す。例えば▽各地域の特性に応じた社会課題研究のカリキュラム開発▽市町村や企業と連携したインターンシップなどの探究的な活動▽地域の小・中学校との連携――を想定している。

来年度以降、これまで5年だったSGHの指定期間を原則3年とし、3年目の評価に応じて2年間の延長可否を精査するように制度を改め、SGHの教育成果を重視する。委員の一人は「これまでの実績を踏まえて、次のステップに進みたい。これから出願する高校には、覚悟を持って手を挙げてもらいたい」と強調した。