北方四島4世らが林大臣訪問 中学生、領土返還で質問

生徒らは初めて訪れる大臣室に興味津々だった

北方四島の元居住者3世、4世の中学生7人が7月26日、文科省を訪ね、林芳正文科相と面談した。祖父が元島民の小崎顕大(けんと)さん=中2・北海道標津郡=は「新聞や学校の授業で四島について学んでいるが、領土返還の可能性はありますか」と質問した。これに対し林文科相は「政府としても安倍総理を先頭に、皆さんの思いが実現できるよう引き続き交渉していく」と述べるにとどまった。

一行は、北方領土返還要求運動に取り組んでいる北方領土問題対策協会の「北方少年少女交流事業」で上京した。

島民4世の干場(かんば)せれささん=中3・根室市=は「全ての人に北方領土で起こったことや島民の思いを伝えていきたい。北方領土が日本とロシアの懸け橋になることを願っています」と話した。小崎さんも「祖父は9歳のときに引き揚げ当時の恐ろしい体験を話してくれた。新聞や学校の授業で四島について学んでいます。元島民が一日も早く島を行き来できる日が来てほしい」と訴えた。

林文科相は「皆さんが今の思いをこれからも持ち続けて、若い方々を中心に息の長い(北方領土返還要求)活動を続けてほしい」と語った。