相次ぐ屋外プールの中止 水温上昇で熱中症のリスク 

連日の酷暑を受け、全国の自治体や教委が屋外プールを利用すべきかどうかで頭を悩ませている。想定外の暑さで水温が上がり、熱中症の事故が発生しかねないためだ。児童の安全確保のため、東京都調布市など一部の自治体は、小学校のプール開放事業の中止を決めた。

調布市は7月20日、屋内プールがある1校を除き、小学校で実施予定だった夏季水泳指導とプール開放事業を中止した。25日には兵庫県宝塚市が夏休み期間中の市立小学校のプール開放を取りやめ、福岡市は7月中の開放を見合わせた。8月以降については気象状況を踏まえ改めて判断するという。

気象庁によると、気温の高い状態は東日本と西日本で8月上旬にかけて続き、最高気温が35度以上の猛暑日が続く地域もある見込み。今後、プール中止の動きはさらに広がる可能性がある。

文科省発行の「水泳指導の手引」は、水温の目安として「23℃以上であることが望ましい」としているが、上限については触れていない。環境省は屋外プールにおける熱中症のリスクについて、▽水中でも発汗や脱水が起こる▽学校のプールは日よけがないことが多く、直射日光による輻射(ふくしゃ)熱を遮断できない――と注意を促している。