台風接近で大会延期相次ぐ 12号、29日に本州上陸か

気象庁が7月27日午後7時に発表した台風12号の予想進路図

勢力が強い台風12号の接近で、中高生らが参加する夏のスポーツ大会やイベントが相次いで延期や中止に追い込まれている。気象庁は7月29日明け方までに本州に上陸する恐れがあるとして早めの警戒、避難を呼び掛けている。

東京・神宮球場で7月28日午前に予定されていた全国高校野球選手権大会西東京大会の決勝戦は、30日午前に延期となった。東京都高野連によると、台風接近が理由。岐阜県各務原市で開催予定の全国高校総体ホッケー競技は、28日の試合時間を変更し、開始時間を30分以上繰り上げる。

小笠原諸島・父島の都立小笠原高校をメイン会場に25日から4日間の日程で開かれている「東京都島しょ高校生サミット」は、28日に予定通り閉幕する。父島では27午前8時に避難所2カ所が開設された。父島と都心を結ぶ定期船(夏場は週2便)は同日午前、東京・竹芝を定刻に出航した。小笠原海運によると、父島着は28日昼ごろの予定だが、途中で海が大きく荒れた場合は引き返す。

夏の風物詩の花火大会も中止が相次いでいる。28日夜に予定されていた東京都の立川、八王子両市の花火大会はそれぞれ中止が決まった。隅田川花火大会は28日の開催を29日に延期した。静岡市の安倍川花火大会も28日の開催を中止し、29日の予備日も河川増水の危険があることから見送った。

気象庁によると、台風12号は28日午後には強い勢力を維持し、関東甲信地方にかなり接近する。29日明け方までに東海地方または西日本に上陸する見込みだという。