サマータイム導入が課題に 東京五輪委、政府に要望

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は7月30日までに、サマータイムの導入を安倍晋三首相に要望した。夏に国全体で時刻を1~2時間早めることにより、大会期間中の暑さ対策を講じる狙いがある。森会長によると、首相は「一つの解決策かもしれない」と答えたことから、期間限定のサマータイム導入が政府の検討課題に浮上した。

森会長は27日、首相官邸で安倍首相と面会した後に会見し、「政府にやってほしい対策はサマータイムだ。朝の5時が7時になるわけだから」と説明。さらに「2020年東京大会を機にサマータイムが実現すれば、大会の大きな遺産になるのではないかと思う」と述べた。

東京五輪は20年7月24日~8月9日、パラリンピックは8月25日~9月6日の日程で開かれる。小・中・高校生にとっては大半が夏休み期間中になるため、サマータイムの導入が実現しても学校生活への影響は大きくないとみられる。

組織委員会は暑さ対策のため競技の開始時間を繰り上げることを既に決めた。マラソンは午前7時半が7時に、競歩の男子50キロは午前7時半が6時に、トライアスロンは午前10時が8時に変更になっている。