文科大臣賞に鳴門渦潮高生 都内で家庭クラブ大会開催

展示会場(右手前は小松菜を用いて独自に開発したお菓子を販売する東京都立葛飾商業高校の生徒)

第66回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会が7月26、27の両日、都内で開かれた。徳島県立鳴門渦潮高校総合学科2年の樫本龍一朗さんの「祖父の健康を願って~脱!メタボ・脱!ロコモ~」が、個人研究で最優秀賞に当たる文科大臣賞を受賞した。

樫本さんの研究は、メタボやロコモティブシンドローム(運動器症候群)に悩み、転倒も多い祖父のために、常備菜作りや「阿波おどり体操」を考案し、実践したという内容。1年半後には血圧や血糖値、中性脂肪値が下がり、足を上げて歩行できるようになったことで転倒もなくなった。

表彰式

特に常備菜作りは、地元鳴門の特産であるワカメやレンコンを使うなど地域の特性を生かした点、メタボやロコモといった今日的な課題の解決に取り組み成果を出した点が高く評価された。樫本さんは「研究で祖父からたくさんのことを教えてもらった。これからも家族で支え合いながらできることを考えたい」と話した。

総会では文科省初中局・市毛祐子調査官が「いずれの発表も、時代に即した現実的課題の分析をもとに、乳幼児や高齢者、地域社会に対する思いやりをもって多角的に研究した内容だった」と講評した。

会場では、参加校の生徒が作ったドレスの展示や、普段の取り組みから手掛けた製品の販売もあり、にぎわった。