モジュール学習で意欲向上 都内でワークショップ開催

次世代型教育を語るワークショップの会場風景

こども教育支援財団が主催する「次世代型教育を語るワークショップ」が8月7日、都内で開かれた。ICTを生かしたモジュール学習の事例が報告され、音読と計算を織り交ぜた学びで児童の学習意欲が高まったとする成果が示された。

長野県須坂市立高甫小学校の松倉邦幸教諭は、児童の自己肯定感を高める事例を取り上げた。「高甫小では、10~15分ほどで進めるモジュール学習を実施している。学習は、思い切り声を出して音読する、個々で計算問題に取り組む、フラッシュ教材で多教科の問題に挑戦する、の大きく3つの流れを大切にしている」と紹介した。3つの流れを各3分程度で進め、音読の「動」の活動の後、個々に計算に集中する「静」の学びを行うことで、子供たちの学習意欲と集中力を高めているという。

音読については、学年に応じた詩や古典、早口言葉を題材にしている。上手に音読できなくても継続を心掛け、反復を重視。フラッシュ教材を使った多教科の出題では、イラスト入り英単語カードを電子黒板に次々に映し出して、音読する。 松倉教諭は「モジュール学習を通じて、児童が自分自身の成長を実感できている。『分かる』という成功体験を積み重ねながら、自己肯定感を一層高めてくれたらうれしい」と語った。