埼大と浦和北高が連携 院生らが高校生の研究支援

最先端の実験装置を前に熱心に説明を聞く高校生

埼玉大学と埼玉県立浦和北高校(小池真也校長、生徒数1010人)による高大連携研究インターンシップが8月8日から始まった。3日間の日程。参加高校生は大学の研究室でAI(人工知能)や仮想現実などに関連する最先端技術に触れ、大学院生らの協力を得ながら研究に挑戦する。

インターンシップは今年7年目で、1~3年生の高校生10人に対し、大学生や大学院生ら24人が手厚い態勢で助言や支援をするのが特徴。初日の8日は受け入れを担当した綿貫啓一教授が、ヒューマンインターフェイス研究室で取り組んできた自身の研究成果が社会問題の解決に貢献している事例を解説。綿貫教授は「高校の授業とは思わず、大学4年生の卒業研究に臨んでいるつもりで学んでほしい。この3日間で研究の面白さが分かるはずだ」と激励した。

高校生は最新の実験装置を見学した後、自分自身の興味関心についてまとめたリポートに基づき、大学院生らと研究テーマや実験方法を検討した。最終日に予定されている研究成果の発表に向け、実験やデータの分析を進める予定だ。

岡村起代之同校教諭は「最初は自信がなかった生徒も3日目には素晴らしい発表をし、大きく成長する。最新の装置を使って、1人の生徒に複数の大学院生がついてくれるのも、このインターンシップの魅力だ」と話した。

参加した同校1年の石井小葵さんは「中学生の頃からこのインターンシップに興味があり、浦和北高校に入った。理系はとっつきにくいイメージがあり、どういう所か知りたかった。研究は難しそうだが、頑張りたい」と意欲を見せた。