高校教科書の検定基準改正案 8月28日までパブコメ募集

高校の新学習指導要領公示に伴い、文科省は高校教科書の検定基準改正案について、8月28日までパブリックコメントを募集している。同改正案には、主体的・対話的で深い学びを実現するための学習指導や、最新の統計資料を用いて出典を明示することなどが、各教科共通で追加された。

地理歴史科、公民科では教科書の内容全体を通じ、多様な見解のある社会的事象については、生徒の考えが深まるようにさまざまな見解を提示するなどし、生徒が当該事象を多角的・多面的に考えられるよう配慮することが加えられた。

「歴史総合」では、学習指導要領の「B(1)近代化への問い」「C(1)国際秩序の変化や大衆化への問い」「D(1)グローバル化への問い」の各内容の資料については全てを取り上げ、その後の学習に活用できるように配慮するとされた。

「公共」では、思考力、判断力、表現力を身に付けるために、学習指導要領の身に付けるべき知識および技能で示された、現実社会の事柄や課題を全て取り上げ、資料から必要な情報を読み取らせて解釈させることができるように配慮するとした。

外国語科では▽聞くこと▽読むこと▽話すこと(やり取り)▽話すこと(発表)▽書くこと――の五つの領域別に目標との関係を明示することとされ、「英語コミュニケーション」では必要となる語句を言語活動と効果的に関連付けて取り上げ、実際のコミュニケーションで活用できるようにし、用語や用法の指導に偏ることがないよう配慮を求めた。

新教科の理数科では基本的条件として、関連を明示した上で、必要に応じて数学科・理科の科目内容を扱っても差し支えないこと、実験や観察の作業の安全性に適切に配慮することが示された。