「受験生の四つの属性が合否に影響」 大手予備校が説明会

不正入試問題を受け開かれた緊急記者説明会

東京医科大学の不正入試問題を受け、大手医系専門予備校が8月7日夜、私立大医学部入試の現状を伝える緊急記者説明会を都内で開いた。これまでの入試データ分析から、受験生の▽男女差▽現役か浪人か――など、4点の属性が合否に影響する可能性が高いことを明らかにした。

説明会には、大手医系専門予備校で教務統括を務める可児良友さんが登壇。受験生の属性と合否の影響について、予備校の長年の入試データ分析結果から▽男女差▽現役と浪人▽出身地域▽親の出身大学――の4点が関連している可能性が高いと指摘した。

「男女差」は、女性医師の出産や育児による医療現場での離脱などの影響を挙げた。

「現役と浪人」では、大学によって浪人の回数が多い医学生は「留年の可能性が高いと考えるケースがある」と述べた。

「出身地域」については、大学卒業後に、各地域で継続的な医療活動に携わるかの可能性を考慮するためとしている。

「親の出身大学」は、各大学で子弟のつながりによる研究の継承が色濃い中、「継続的な研究を維持したいとの思いが背景にある」と分析した。