国際地理オリンピック 参加した高校生らが結果報告

本選で用いたポスターを見せる高校生らと松尾局長

カナダで開かれた第15回国際地理オリンピックに参加した高校生が8月9日、文科省を訪問し、松尾泰樹科学技術・学術政策局長に成果を報告した。今大会では惜しくもメダル獲得はならなかったが、生徒らは健闘し、その内容を報告した。

同五輪に参加したのは佐藤光駿さん(早稲田高校3年)、中尾俊介さん(洛星高校2年)、長岡祐生さん(ラ・サール高校3年)、武藤彰宏さん(東京都立日比谷高校3年)の4人。

7月31日~8月6日にカナダのケベック州で行われた本選には、43カ国・地域から167人が参加。記述式テストや、動画などのマルチメディアテスト、現地のフィールドワーク、ポスターセッションなどで競い合った。

大学で国際政治学を学びたいという武藤さんは「地図を読めることが地理の基礎。地形図などはグローバルに使える知識だと本選でも感じた」と話した。都市開発の仕事に興味があるという長岡さんは「地理は暗記科目で、教室の中で完結すると思われがちだが、フィールドワークなど、教科書と実地の違いを知る実践的な活動があれば地理好きは増えると思う」と述べた。

生徒らが作成したポスターを見ながら、松尾局長は「成果物に至る過程が大事。SDGsなどでも、相手の国や地域の地理を学ぶことが大切だ」とねぎらった。

引率した小河泰貴岡山県立津山高校教諭は「他国は地理教育の裾野の広がりが違う。日本より人口が少ないのに、国内予選の参加者数が日本の倍以上いるという国や、近隣国と合同合宿を行う国があると聞いているので、日本もアジア諸国と連携し、強化を図っていきたい」と語った。