「呼吸を合わせる楽しさ」 信州総文祭日本音楽部門が開始

練習に取り組む東久留米総合高校箏曲部

「文化部のインターハイ」、信州総文祭の日本音楽部門が8月10日、長野県塩尻市で始まった。憧れの舞台を目指し、厳しい練習の末に都道府県の推薦を得た全国52団体が出場。箏(こと)や十七弦、尺八などの和楽器を演奏し、活動成果を披露した。

このうち、東京都立東久留米総合高校の箏曲(そうきょく)部は、創部12年で総文祭に3回出場するなど急成長を遂げた部。学校の選択科目に「日本の伝統・文化」があり、授業をきっかけに興味を持った生徒らが同好会を立ち上げ、後に部活動へ昇格した。

現在の部員14人は全員初心者。ほとんどが学校説明会や文化祭で演奏を聴き、入部を決めた。顧問の永田弥生教諭は箏曲経験者で、創部当時からの指導者。外部指導員の技術指導も週1回行い、どの生徒も2~3カ月ほどで弾けるようになるという。

箏の魅力について、部長の石附美南(いしづき・みなみ)さんは「指揮者がおらず皆で呼吸を合わせることが重要で、それだけに演奏がぴったりそろった時の気持ち良さは最高。皆で一つの音を作り上げていくのが一番の魅力」と話す。

今年の総文祭には、同校を中心に都立2校、私立2校を加えた連合チームで出場。当初は流派の違いなどから戸惑いもあったが、「いろいろな学校から刺激を受けられて、もっともっと、いい音を出そうと思えた」と士気が高まったという。

永田教諭は「これまで厳しい練習を行ってきた。今回の出場経験を通じて、困難を乗り越え結果を得たという自信にしてほしい」と語った。

日本音楽部門は11日まで行われ、上位4団体は8月末に東京で行われる「総文祭優秀校公演」の出場権を得る。