家庭と体験の救急教育開始 津市が三重大と連携

三重県津市で家庭学習と体験学習を組み合わせた子供向け救急教育が始まった。市と三重大学病院救命救急センター(津市)が連携する「子ども救急教育プロジェクト」で、急病人やけが人の応急手当てを学んでもらうのが狙いだ。

市によると、市立小学校6校の5~6年生約370人が参加する。市側が独自に作成したテキストを配布し、テキストを使って救命の基本を家族と一緒に考えてもらう機会を夏休み中に設けた。学習内容は心肺蘇生法から、窒息の解除、出血時の止血法まで多岐にわたる。テキストは医学用語を使わず、イラストを用いるなど児童向けの工夫が凝らされ、学習終了後は各家庭で確認のための小テストを実施する。小テストは三重大による採点の後に返却される。

11月25日には、三重大を会場に医学生や救急救命士らの指導の下、救命活動を体験してもらう予定だ。

前葉泰幸市長は8月3日の定例記者会見で、プロジェクトについて「救急の知識を持つ人を増やすことによって、救命率を向上させたい」と述べていた。