動画活用で教員の学び支援 埼玉・戸田、市教委が導入

教員の指導力向上を目指し、埼玉県戸田市教委は動画を活用した取り組みを8月から本格的に開始した。先進的な授業の様子などをスマートフォンやタブレットで視聴できるシステムを市内の小・中学校に導入し、教員の効率的な学びを支援する。

市教委が導入したのはFindアクティブラーナーが運営するオンライン教員研修システム。全国の教員による実際の授業の様子をはじめ、専門家・有識者による講演や指導法の講義が視聴できる。戸田市はリーディング・スキル向上に関する国立情報学研究所との共同研究や、小中一貫プログラミング教育など、新学習指導要領の全面実施に向けた取り組みを推進しており、こうした授業に対応できる教員の養成が課題になっていた。

従来型の研修の場合、移動時間や準備などかかる負担も多いため、多忙な教員が効率的に学べる仕組みづくりを進める方針。まずは動画視聴を通じた授業研究から始め、段階的に市内の小・中学校教員間で授業内容を共有する取り組みも検討する。

戸ヶ崎勤教育長はシステム導入について「教員の長時間労働の解消に向けて、より効率的な指導技術の向上が求められている。いつでもどこでも好きなときに学べるオンライン研修の特性を生かした学び支援の可能性を検討していく」とコメントしている。