前文科省国際統括官を起訴 文科省汚職、地検特捜部

東京地検特捜部は8月15日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事だった前文科省国際統括官の川端和明容疑者=大臣官房付=を収賄罪で、元コンサルタント会社役員谷口浩司容疑者を贈賄罪で起訴した。谷口容疑者が関わった文科省汚職事件で同省幹部が起訴されたのは2人目。

関係者によると、川端被告はJAXAに出向していた2015年8月~17年3月、谷口被告が役員をするコンサルタント会社の営業先だった東京医科大学にJAXA宇宙飛行士の講師を派遣する事業に協力したり、人工衛星を利用する同社の業務に関わったりした便宜の見返りとして、谷口被告側から約20回にわたり東京・銀座の高級クラブなどで飲食接待を受け、タクシーチケットを受領した。収賄額は約150万円相当に上るとされる。

林芳正文科相は15日の記者会見で「(川端被告に対する)人事上の措置については、今後の公判の状況などを踏まえて必要な対応を取りたい」と述べた。記者会見は川端被告の起訴前に文科省内で開かれた。国家公務員法第79条は国家公務員が刑事事件に関し起訴された場合、休職させることができると定めている。