「不安を優しく受け止め」 チャイルドラインを拡充

学校へ行きたくない子供にどこまでも寄り添います――。チャイルドライン支援センター(東京)は2学期の始業前後に子供電話相談の時間を延長・拡充する。夏休み明けに子供の自殺が相次ぐ傾向があり、不登校を訴えるケースも目立つことから、「長い休みの後に高まる不安やつらい気持ちを優しく受け止めたい」と利用を呼び掛けている。

支援センターによると、チャイルドラインの相談は専用フリーダイヤルによる電話とオンラインチャットの2本立てで、18歳以下の子供なら誰でも利用できる。電話の受け付けは通常、午後4時から同9時まで。2学期始業前後の8月22日~9月4日は、午後2時から同11時まで受け付けを延長する。毎週木曜日と隔週金曜日の午後4時から同9時まで受け付けるオンラインチャットも、8月29日~9月4日は同じ時間帯で毎日実施する。

チャイルドラインには年間約20万件の相談が寄せられており、講習を受けたボランティアの相談員が「受け手」として子供に対応している。今回の相談枠拡充には、40都道府県の70団体が協力する。支援センターの事務局は「学校のこと、友達のこと、家族のことで誰にも悩みを打ち明けられない時、チャイルドラインがあなたのそばにいてあげられます。プライバシーは完全に守られますので安心してください」と話している。

自殺総合対策推進センターの分析によると、直近10年における通学適齢期の自殺者数は8月下旬と9月上旬に多く、8月下旬にピークがみられた。このため支援センターも、自殺防止には特に力を入れる予定だ。

オンラインチャットを含め相談は無料。支援センターは名前や住所などの相談者個人を特定する情報は取得していない。専用フリーダイヤルの番号は、0120-99-7777。オンラインチャットの利用は、チャイルドライン支援センターのホームページからアクセスを。