学校の空調設置を要望 長野県知事、文科省に

学校の空調設置を緊急要望した長野県知事(右)

阿部守一長野県知事は8月20日に文科省を訪れ、学校の空調設備の設置拡充を求める緊急要望書を平井明成文教施設企画部長に提出した。山間地の同県は、空調設置率が全国的にも低いことから、阿部知事は「近年の暑さを鑑みると、子供たちの健康を守るために早急に対応する必要がある」と訴えた。

長野県によると、これまでは夏場でも比較的気温が低く、2017年度時点での空調設置率は▽幼稚園 14.7%▽小中学校 8.6%▽高校 13.7%▽特別支援学校 33.3%――と全国平均を大きく下回っていた。今夏の記録的猛暑への対応や今後の気温上昇を見据え、学校の空調設置が急務である一方、自治体の財政事情から設置を見送らざるを得なかった状況を踏まえ、緊急要望に踏み切った。

要望書では、▽自治体が計画している公立学校の空調設置に必要な財源を確保し、学校施設環境改善交付金の補助単価を引き上げる▽公立高校の空調設備設置事業を学校施設環境改善交付金の補助対象とする▽空調設備の増設や猛暑による維持管理経費が増加した際は、適切な地方財政措置を講じる――などを求めた。

阿部知事は記者団に対し「文科省だけでなく、財務省や国会議員にも(支援を)呼び掛ける。同じ課題を持った自治体とも連携していきたい」と述べた。