高校の特活、鍵はHR 国研が初のパンフ作成

文化祭の企画を例にしたHR活動

国立教育政策研究所は8月20日、高校の「特別活動」に関する教員向けパンフレットを公表した。新学習指導要領におけるホームルーム(HR)活動に焦点を当て、話し合い活動の指導ポイントなどを事例と共に解説している。国研が高校の特別活動の教員向けパンフレットを作成するのは初めて。

新学習指導要領の特別活動はHR活動、生徒会活動、学校行事で構成され▽人間関係形成▽社会参画▽自己実現――の視点を柱とした学習を重視する。特にHR活動では、問題の発見や解決、決定したことの実践、振り返りなどの過程を生徒が実感できるよう、話し合い活動の充実が求められている。

パンフレットではHR活動の話し合い活動の基本的な流れを図解し、具体的な指導案を例示した。

集団としての活動形態では、文化祭のクラス企画の決定を例に▽少数意見が特に賛成・反対もなくクラスの意見になってしまう▽生徒らが自発的にHR活動に参加しない▽活動内容に創意工夫が見られない――などの課題を挙げ、その改善策として集団で合意形成を進めるための、自発的・自治的な話し合いから振り返りまでの展開を整理。教員の関わり方や生徒の活動などのポイントをまとめている。

パンフレットは8月中に全国の教委や高校に送付される予定で、国研のHPでも公開されている。