一人親世帯の学習を支援 岐阜・多治見 中学生に

岐阜県多治見市は子供の貧困対策の一環として、一人親世帯の中学2年生らを対象にした無料の学習支援事業を10月から始めることを8月21日までに決めた。教員OBらが週1回のペースで放課後に勉強を教える。来年度以降は、実績を踏まえ支援枠を拡大する予定。

市によると、事業は市社会福祉協議会に委託し、9月から募集を始める。今年度は中学2年生を主な対象にし、高校進学に向けた支援になる。

市が18年1月にまとめた「子どもの未来応援調査(貧困率調査)」の結果では、一人親世帯や貧困世帯の子どもが進学先として大学や専門学校を選ぶ割合が低く、経済的な理由で進学先を選択する傾向が多かった。一人親世帯では「赤字であり、借金をして生活している」「赤字であり、貯蓄を取り崩している」と答えた割合が約半数、「子育てにかかる経済的な負担」を悩みとして挙げる割合は75.3%に達し、子育てや教育にかかる費用への負担感が極めて大きいことが分かったという。