生徒45人分の成績表紛失 山梨県、高校教諭宅で

山梨県教委は8月22日、県立高校教諭が生徒45人分の成績表などの個人情報と、生徒の支払った教材費約18万9千円を紛失したと発表した。県警は教諭の自宅で何者かに持ち去られたとみて捜査している。県教委は「関係する方々と県民に深くおわびします」と謝罪した。

県教委高校教育課によると、紛失したのは40代の女性教諭。普段から生徒の個人情報を入れたポータブルハードディスクを持ち帰り、自宅で仕事をしていた。8月16日、ハードディスクと教材費をバッグに入れて持ち帰り、居間に置いて就寝していたところ、同日深夜から17日早朝にかけての間に盗まれた。自身の財布はショルダーバッグから抜き取られていたという。教諭は17日、北杜署に被害届を出した。同署は「開いていた窓から侵入した」とみて、窃盗の疑いで捜査している。

県教委は個人情報の入ったUSB、DVDなど記憶媒体の持ち出しを禁止しており、高校教育課は教育新聞社の取材に対し「個人情報流出を防ぐためには当たり前のこと。(持ち出しは)お預かりしている生徒を裏切る行為だ」と釈明した。現金については「業者に支払うつもりで持ち帰ったのではないか」とみている。

個人情報の流出や悪用はこれまで確認されていない。県教委は再発防止策に、校内のパソコンから記憶媒体へのデータ移行の規制検討を挙げている。