体罰は法制化で根絶を 日弁連がシンポジウム

日弁連が主催するシンポジウムのチラシ

子供の体罰を法制化で禁止しようと、体罰と虐待をテーマにしたシンポジウムが8月28日午後5時半から、日本弁護士連合会の主催により東京・日比谷の日比谷コンベンションホール大ホールで開かれる。日弁連は子供の体罰根絶を求める意見書を2015年3月にとりまとめている。 シンポジウムは東京・目黒で今年3月に起きた女児虐待死事件の後も、体罰や虐待にさらされている子供の救済に弾みを付ける狙いがある。

シンポジウムでは西澤哲・山梨県立大学教授が「混乱する『しつけ』 しつけ、体罰、虐待をめぐって」と題して基調講演する。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと日弁連がそれぞれ「怒鳴らない子育て」「体罰禁止の法制化がなぜ必要か」をテーマに報告する。

日弁連によると、体罰禁止を法制化した諸外国の事例で、体罰によらない子育て方法を普及啓発することが体罰・虐待を効果的に防ぎ、虐待死や親子分離の減少につながることが分かっている。シンポジウムはこの点を踏まえ「WHO(世界保健機関)は、体罰禁止立法をエビデンス(科学的証拠)のある施策として提唱している。体罰や虐待に関する現在の知見を参加者と共有したい」と呼び掛ける予定だ。

参加は無料。事前申し込みは不要で、先着180人。問い合わせは℡03(3580)9503、日弁連人権部人権第一課。