知識と活用を一体で出題 来年度全国学力調査から

A・B問題の一体化が示された専門家会議

文科省は全国学力・学習状況調査の問題について、来年度からA問題とB問題の構成を改め、知識と活用を一体的に問う方針を決めた。8月22日に開催された専門家会議で示した。新しい問題は大問形式で、複数の小問を設ける構成となる。

これまでの全国学力調査では、国語や算数・数学の問題について、主として知識を問うA問題と活用に関するB問題に分けて出題していた。A問題による基礎学力の向上やB問題を通じた授業改善の取り組みが広まった一方で、知識と活用を一体的に問う方がつまずきを把握する上で効果的なケースも見られ、近年はA問題の中で実生活への活用を想定したり、B問題の小問で知識を問うたりすることも増えていた。

文科省によると、来年度以降の問題からA・Bの区分を見直し、知識と活用を一体的に問う形式とする。具体的には、日常生活の場面と関連付けた大問の中に複数の小問が展開する構成とし、学習過程に沿って知識や活用を問う。ただし、最初の設問に解答できないとそれ以降の問題に答えられないケースは避けるようにする。

同省では過去の問題を基に大問のサンプルを作成。今後、学校現場などへの浸透を図る。


下記項目をクリックすると、サンプル問題のPDFをダウンロードできる。

・サンプル問題(小学校国語)
・サンプル問題(小学校算数)
・サンプル問題(中学校国語)
・サンプル問題(中学校数学)
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