米国で孔子学院閉鎖相次ぐ 北フロリダ大も決定

北フロリダ大学のキャンパス(同大ホームページより)

米南部フロリダ州にある北フロリダ大学は8月28日までに、2014年に学内に設置された教育機関「孔子学院」を来年2月に閉鎖すると発表した。閉鎖の理由について、孔子学院の授業、活動が大学の使命と目標にそぐわないと説明している。泥沼化を見せる米中貿易制裁を機に、孔子学院が中国政府の宣伝機関だとする批判が米国で強まっている。

孔子学院は、中国政府が中国語と中国文化の普及を目指し、世界の大学と共同で設置している非営利の教育機関。全米学者協会によると現在、全米107カ所に設置されている。今年4月以降、テキサスA&M大学、アイオワ大学などが閉鎖を相次いで決めている。

米紙ワシントン・ポストは8月14日付で、孔子学院を通じた中国政府の影響力を懸念するコラムニストの記事を掲載し「最低限、最善の方策を確立し、リスクを最小限に抑えるためには、全国的な議論が必要だ」と呼び掛けている。

日本では早稲田大学や桜美林大学、武蔵野大学などに孔子学院が設置されている。