失踪の教頭を停職処分 京都市、神社で寝泊まり

京都市の愛宕神社(右京区)内の建物に無断で侵入したとして、建造物侵入罪で罰金刑の有罪判決を受けた市立小学校の教頭(56)を、京都市教委は8月31日までに、停職6カ月の懲戒処分とした。教頭は5月11日から職務を放棄したまま失踪し、逮捕される6月5日までの3週間余り同神社建物内で寝泊まりしていた。教頭は依願退職した。

市教委によると、6月4日に同神社の関係者が建物内にいた元教頭を発見。通報し、翌日京都府警に逮捕された。8月10日には京都地裁で10万円の罰金刑が言い渡された。

元教頭は勤務先の小学校に4月に着任、事務処理が滞り校長から数度にわたって注意を受けていた。家庭内の問題も抱え睡眠不足が続き、精神的に追い詰められた結果、5月11日の勤務を最後に一切の連絡を絶った。目的もなく車を走らせるうちに愛宕神社に行こうと思いつき、建物の扉が開いていたことから、寝泊まりを続けていたという。元教頭が不在の間、勤務先の小学校では副教頭が任務を代行し、新たに非常勤職員も採用したため大きな混乱はなかった。

市教委の聞き取りに対し元教頭は「子供たちをはじめ保護者、学校関係者に迷惑をかけた。申し訳なかった」と反省した様子だったという。