英語の高校教師4割が不安 大学入試の民間試験導入

大学入試の英語試験に民間の外部試験が導入されることに対する是非

2020年度から大学入試の英語試験に民間の外部試験が導入されることに高校の英語教師の4割が不安を感じていることが9月3日、英会話教室を運営するイーオンの調査で分かった。外部試験導入を「よいことだと思う」と答えた英語教師は3割弱だった。

調査は、イーオンが今夏実施した中学・高校の英語教師向けセミナーの参加条件として、269人の英語教師(公立中学111人、私立中学21人、公立高校88人、私立高校49人)を対象にインターネットで実施した。

それによると、英語の大学共通テストに民間の外部試験が導入されることに対し、高校では「不安に思う」と回答した英語教師の割合が41%(56人)で最も高く、「どちらともいえない」31%(42人)、「よいことだと思う」28%(39人)――が続いた。中学では「よいことだと思う」の割合が49%(64人)で最も高く、「不安に思う」28%(37人)、「どちらともいえない」23%(31人)――の順だった。

英語の民間外部試験導入について「不安に思う」と回答した英語教師に理由を尋ねたところ、中高共に「経済格差・地域格差が出てしまうから」の回答が最も多かった。一方「よいことだと思う」と答えた教員に最も多かった理由は「4技能を正しく測定、採点できるため」だった。

英語教師が現在の授業法でサポートが必要だと感じているのは、高校では「スピーキング指導」(90人)、中学は「技能統合型指導(「英文を読み、その内容を第三者に英語で説明する」など、いくつかの技能を掛け合わせた学習指導)」(80人)が最も多かった。この他、「ライティング指導」「文法を英語で説明する」――などの回答が目立った。