幼小中でスマホ全面禁止 9月から仏で、高校は別

フランスの全ての幼稚園と小・中学校で9月3日から、園児や生徒による構内のスマホ使用が法律で全面的に禁止された。フランスではこれまでも授業中の携帯電話の使用が禁止されていた。今回の法律により、休み時間を含め使用することができなくなった。15歳以上の子供が通う高校は学校の判断に委ねられる。

ル・パリジャンなどフランスのメディアによると、使用が禁止されたのはインターネットに接続できる電子機器(携帯電話、タブレット、腕時計など)。マクロン大統領の公約の一つで、フランス国会がスマホ禁止関連法案を7月30日、賛成多数で可決した。フランスでは12~17歳の子供の10人に9人が携帯電話を持ち、学校内の使用が授業やクラス運営に悪影響を与え、休憩時間に体を動かすことの減少につながると批判が起きていた。フランス政府は今後、携帯電話の適正利用を普及させる。

法律は、教育目的の使用については例外規定を設けているほか、障害のある子供や課外活動については使用が認められる。在日フランス大使館によると、教育省は▽盗難などの問題行動の要因になる▽インターネットが個人中傷の温床となる――なども禁止の理由に挙げ、子供のスマホは電源を切った上でロッカーなどに保管するよう学校側に推奨しているという。