7割で男性優位、医学部入試 18年度、文科省緊急調査

過去6年間の医学部の男女別合格率

東京医科大学の不正入試を受け、文科省は9月4日、医学部医学科を置く全国の大学を対象に実施した緊急調査の結果(速報値)を公表した。2018年度入試で、女性より男性の方が合格率が高かったのは、81大学中57大学に上り70.4%に達した。性別による得点操作など不正を認めた大学はなかったものの、文科省は聞き取りや資料提出の調査を続け、10月中にも最終結果をまとめる方針。

緊急調査結果によると、医学部入試の合格率が女性より男性で高かった大学は、▽13年度 69.6%▽14年度 68.4%▽15年度 64.6%▽16年度 71.3%▽17年度 56.8%――だった。

直近6年間の合格率で男性が女性より高く、かつ男女差が大きかった大学は▽順天堂大(男女合格率の格差 1.67倍)▽東北医科薬科大(同 1.54倍)▽昭和大(同 1.54倍)▽日本大 (同 1.49倍)▽九州大(同 1.43倍)――の順だった。

18年度入試における年齢別の合格率は、▽18歳以下 男性15%、女性11%▽19歳 男性15%、女性11%▽20歳 男性11%、女性8%▽21歳 男性8%、女性7%▽22歳以上 男性5%、女性4%――で、受験時の年齢が上がるにつれて合格率が下がる傾向があった。

緊急調査は、医学部医学科の入試で性別や年齢による差別がないかどうかを調べるのが目的で、大学側に6年間の入試状況の報告を求めていた。

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