始業式当日、中3男子自殺 鹿児島市、個別指導の直後

鹿児島市立中学3年の男子生徒が9月3日に自宅で自殺していたことが、10日までに市教委への取材で分かった。3日は2学期の始業式があり、男子生徒は担任教諭から個別指導を受けた際、進路に関する不安を話していた。市教委は「担任の体罰やいじめは把握していない」と説明している。

市教委によると、男子生徒は一部未提出の宿題があったことから、3日の放課後に40代の担任から職員室で10分ほど個別指導を受けた。母親が午後6時ごろに帰宅し、自宅で死亡している男子生徒を見つけた。遺書は確認されていない。

個別指導の際、男子生徒が担任と進路についてやりとりし、夏休み中に体験入学した高校の寮生活に不安があると言って、涙を流したとする教員らの証言が寄せられた。一方、母親は「進路に悩んでいる様子はなかった」と述べ、体験入学後も「楽しかった」と話していたと指摘している。市教委は自殺の動機やきっかけを確認するため調査を進めている。