ABLEが22日に東京で講演会 脳科学と教育がテーマ

今井むつみ慶應義塾大学教授が主催する研究会「ABLE」(Agents for Bridging Learning research and Educational practice)は9月22日、東京都中央区の内田洋行東京本社「ユビキタス協創広場 CANVAS」で「脳科学と教育」をテーマにスイスの研究者を招いた講演会を開催する。脳科学に対するリテラシーや批判的思考を持ちつつ、その知見を学びにどう生かすかを探る。

「教育神経科学」を立ち上げ、世界的に注目を浴びているスイス連邦工科大学のエルスベス・スターン教授とラルフ・シュマッハー教授が来日。両教授がスイスで展開している批判的思考力の育成を目標とした科学・数学教育のカリキュラム「MINTプロジェクト」の取り組みを報告する。

2020年度から始まる入試改革をけん引し、日本の認知科学の第一人者でもある日本学術振興会顧問の安西祐一郎慶應義塾大学名誉教授・文科省参与(高大接続改革担当)が「脳科学の知見を日本の教育にどう生かすか」をテーマに今井教授と対談する。

今井教授は「ABLEは最先端の学習科学と教育実践をつなぐ学びの場だ。今回は『脳科学は教育に何ができるか』をテーマに、脳科学の知見を学び、教育に生かすためのポイントを提供し、脳科学と健全に付き合っていくためのリテラシーと批判的思考を参加者とシェアしたい」と話した。同教授は今年1月から3月まで、教育新聞で「『学び』とは何か―認知科学からの視座―」を連載した。

講演会は午後1時から同5時45分まで。同6時から情報交換会も予定されている。参加費は一般で5千円、高校生・大学生で2500円。申し込みは同会ホームページから。