障害者の卒業後の学び促進 論点整理でパブコメ募集

障害者が特別支援学校などを卒業した後の学びの推進を議論してきた文科省の有識者会議は9月12日、これまでの議論の論点整理についてパブコメで意見の募集を始めた。受け付けの締め切りは10月5日。

障害者は卒業後の学びの場が限られ、就職先での不適応や早期離職を招いたり、地域社会や人との関わりが持てなくなってしまったりする問題が指摘されてきた。論点整理では、障害者が卒業後も、コミュニケーション能力や社会性を伸ばし、自立した生活を送れるようにする学習として、就業体験や職場実習、生活体験、文化芸術、スポーツなどへの参加が必要とされた。この他、障害者による活動や発表など主体的・協働的な学習、多様な人々との交流学習が求められるとした。

具体的な学習の場に▽公民館や生涯学習センターでの講座▽特別支援学校の同窓会組織主催の学習会▽大学の公開講座▽社会福祉法人やNPOによる障害福祉サービスの活用――などを挙げ、取り組みを重視。障害者のニーズに合った学びの場を提供できるよう、関係機関・団体の連携体制の構築やコーディネーターとなる人材の育成も盛り込んだ。

障害者が生涯学習の場に参加しやすい合理的配慮や環境整備を、国が調査研究することも取り上げた。