夏休みも週5日以上練習 ハードな吹奏楽部と合唱部

文化庁の文化部活動ガイドライン作成検討会議

吹奏楽部や合唱部の7割以上が夏休みでも週に5日以上練習していることが9月19日、文化庁の文化部活動ガイドライン作成検討会議に報告された調査結果で分かった。平日と土日の活動時間が長くハードな吹奏楽部や合唱部、演劇部が存在する一方で、週に1日程度の活動にとどまる部があり、活動状況がまだら模様であることが確認された。

調査は8月24日~9月5日、全国中学校総文祭の直近2カ年の出場中学44校と、文化部活動事例集の直近2カ年の執筆協力高校37校に活動の日数や時間を聞いた。そのうち、中学35校(82部)、高校33校(277部)の顧問から回答があった。

それによると、平日は毎日活動していると回答したのは、▽吹奏楽部(回答数27)59.3%▽合唱部(同17)47.1%▽演劇部(同26)42.3%▽放送部(同17)41.2%――が多かった。回答数は少なかったものの、▽マーチング・バトン部(同3)66.7%▽郷土芸能部(同5)60.0%――で極めて多かった。

土曜日の1日当たりの平均活動時間が5時間以上と回答したのは、マーチング・バトン部(66.6%)を除くと、吹奏楽部(48.1%)と演劇部(15.3%)が目立った。一方、文化部全体では、土曜日に活動していないと回答した部が、58.8%と半数以上を占め、部の種類によって活動時間に偏りがあった。夏休みなど長期休業期間の活動についても、週に5日以上練習していると回答したのは、マーチング・バトン部(100.0%)を除くと、吹奏楽部(77.7%)、合唱部(70.5%)、演劇部(42.3%)が多かった。このうち吹奏楽部では、毎日練習しているとの回答が7.4%に達した。

委員からは「文化部は多様なのでルール化するのは難しい。配慮し過ぎるとガイドラインの意味がなくなる。部活動の枠組み自体から見直す必要がある」「部活動の意義に立ち返り、ガイドラインを策定するべき」といった意見が出る一方、「熱心に指導してきた教員の中には、ガイドラインに縛られ、これまでのやり方が否定されたと自信を失っている人もいる」との声も上がった。