新しい学びの形とは N高、ゼロ高が意見交わす

考えを語るゼロ高の内藤学院長(右)とN高の上木原副校長

9月16日開催の「未来の先生展2018」で、シンポジウム「新しい学校のスタンダードを考える」が開かれた。パネリストとしてN高等学校の上木原孝伸副校長、アミークス国際学園の安居長敏学園長、ゼロ高等学院の内藤賢司学院長が登壇。新時代の学校運営に携わる各人が、現在の教育現場に横たわる問題について、参加者とともに忌憚(きたん)のない意見を交わした。

シンポジウムは参加者を含めたトークセッション形式で進行。上木原副校長の「子供のやる気に火をつけるのは教員の役割」という発言を端緒に、これからの学びの形について議論が展開された。

学生からは「子供たちは自らやりたいことを探究できる存在であるのに、教員がモチベーションを高めなければならないことにズレを感じる」との問題が提起され、数学の教員からは「数学を学ぶ必要性を生徒たちにどうやって伝えたらよいか。大人になったら必要だという言い方はしたくない」との意見が出た。

これに上木原副校長はクリエイター養成専門学校の例を挙げ、「学生はものづくりをしたくて入学しているのだから、1年次ではあえて一般教養を教えない。しかし、つくったものを社会の中で広めたり発展させたりする上で、さまざまな知識が必要になることに彼らは気付く。そういった方法論もあるのではないか」、内藤学院長は「ゼロ高はもっと分かりやすく、やりたくないことはやらなくてよいというスタンス。まずは自分のやりたいことを見つけて、それに必要な知識を身に付けていくのがベストだと思う」とそれぞれの考えを述べ合った。

会場には教員をはじめ保護者、学生、企業関係者ら多様な立場の人々が詰めかけた。ファシリテーターの役割を務めた安居学園長が意見を求めるとあちこちから手が挙がり、各人の発言に深くうなずき、熱心にメモを取る参加者の様子も見られた。

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