愛知・豊田で児童が熱中症 校外学習中、7月に死亡例

愛知県豊田市で9月18日午前11時ごろ、校外学習中だった市立小学校5年の児童が体調不良を訴え、引率の教員が119番した。頭痛や吐き気などを訴えた8人のうち女児2人が病院に救急搬送され、軽い熱中症や脱水症状と診断された。命に別条はない。

市教委などによると、校外学習は田植えから稲刈りまでの農作業の体験が目的で、児童101人と引率教員4人が午前9時半から稲刈りをしていた。

市では7月、1年生の男子児童が校外学習から学校に戻った後、熱射病で死亡する事故があったばかり。市教委は取材に対し「同じ事が二度と起こらないようにガイドラインを設けて対策を講じてきた。学校の報告を受けた上で、対応に問題がなかったか調べる」と説明した。

名古屋地方気象台によると、18日午前11時の豊田市の気温は28.8度だった。

日本スポーツ振興センターは「熱中症は、気温が一番高い午後2時ごろに起きると考えがち。実は死亡事故の発生時刻は、午前10時から正午までが最も多いというデータがある」と注意を喚起する一方、中東遠総合医療センター(静岡県掛川市)の栄養室は「暑い日の午前中は特に注意が必要。予防のためには、毎日きちんと朝食を取ることが大事だ」と指摘。熱中症予防に効果があるナトリウムやビタミンB1、カリウムの摂取を勧めている。