「分身ロボット」を導入 神奈川、特別支援学校へ

神奈川県教委は9月19日の県議会本会議で、特別支援学校に「分身ロボット」を導入する方針を明らかにした。病気で通学が困難な児童・生徒が、教室に行かなくても実際の教室にいる感覚を持てるように支援するのが狙い。9月中にも実証実験に入る。

県教委によると、病室にいる子供がタブレット端末を操作することで、教室内の分身ロボットを通じて授業に参加する。分身ロボットが挙手しマイクを通じて発言したり、周囲を見回して他の児童生徒の様子を観察したりする。さらに、首を横に振って悩んでいることを示したり、顔を手で覆って恥ずかしさを伝えたりするなど、感情を表現することができるという。学校生活を送る感覚が育まれることで、学習意欲も向上すると期待されている。

神奈川県では2校の特別支援学校に、インターネットを介して病室と教室をつなぐシステムが導入されている。教員や他の児童生徒の話を聞くために主に使われ、主体的な授業参加に結び付けるにはハードルが高かった。

桐谷次郎教育長は答弁で「学習活動にどのような成果が得られるのかを検証し、『分身ロボット』の導入を検討していく」と述べた。