同時双方向は出席扱い 病気療養児の授業参加

文科省は9月20日、都道府県教委に通知を出し、長期間学校を欠席しなければならない病気療養児が、病院や自宅からインターネットなどを介してリアルタイムに学校の授業に参加することを出席扱いにできるようにした。

すでに一部の小・中学校で病院や自宅で療養中の病気療養児への学習支援として、インターネットによる同時双方向型授業配信の取り組みが始まっている。病気療養児が授業に参加したり、学校のクラスメートと交流したりすることで、教育機会の確保や学習意欲の維持・向上、学校生活への不安感解消など、円滑な復学につながる効果が認められていた。同省はこうしたケースを出席扱いにできるようにし、病気療養児の教育を充実させる。

同省によると、病気療養児に対して同時双方向型授業配信を実施する場合、学校側は教員と病気療養児が互いにやりとりしたり、病気療養児が質問したりできる機会を確保する。この他、黒板の文字が見えづらい場合を想定し、プリント教材の準備に配慮をする。配信側に教員のみがいて、病気療養児以外の児童生徒がいないケースも同時双方向型授業配信に含める。自宅や病院では、病気療養児の体調管理や緊急時の対応が取れる体制を整え、体調次第で授業をすぐに中止できるようにする。

出席扱いは校長の判断による。出席扱いにする場合、指導要録の出欠の記録に、出席日数の内数として、出席扱いにした日数と病気療養中の授業配信である旨を記入する。

通知は、同時双方向型授業配信と併せ、教員が定期的に病気療養児を訪問し、学習や生活状況を把握することが望ましいとしている。