高齢者守る子供に奨励賞 キッズデザイン賞決まる

「SDGsこども見守り隊」を担当する近江八幡市市民生活課の三浦薫さん(右)

キッズデザイン協議会は9月25日、「第12回キッズデザイン賞」の受賞優秀作33点を発表した。子供の安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品、サービス、活動などを顕彰するのが目的。最優秀賞の内閣総理大臣賞に、YKKのファスナー「QuickFree」を選んだ。遊具やドアノブに引っかかった際、瞬時に解放して首締まり事故を防ぐ工夫した点を評価した。

「子供たちを産み育てやすいデザイン」のキッズデザイン協議会会長賞(奨励賞)には、滋賀県近江八幡市の「SDGsこども見守り隊」を選んだ。消費者被害について学んだ子供が「見守りキッズ」となり、「困ったことがあったらいつでも相談してね」と地域の高齢者に声掛けし、被害の未然防止に取り組んできた。

受賞理由に「消費者被害の実態を一方的に伝えるのではなく、実際に被害に遭う可能性のある対象者に直接会い注意喚起することはリアリティーがあり、社会の一員としての意識醸成への効果も大きい」という点を挙げた。

近江八幡市市民生活課の三浦薫さんは「見守りキッズとして活躍する子供たちは、高齢者らを守るという責任感から熱心に学習に取り組み、積極的に働き掛けをしている。この活動を一つの市だけで終わらせるのではなく、全国で活用してほしい」と語った。